大学生の旅道中

読み始めたら、旅が始まった

【国境を越えるドライブ旅】中国浙江省からモスクワ part3杭州続編

Ethanです!今回は杭州での旅を続けます。

前回は西湖、芹川古村と文淵獅城に行きましたので、今回は杭州市内の別のところに行きます。

行った時期は最近ではないので、写真の季節感も無くごめんなさい。

 

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まずは宋城に行きます。宋城入園口に「给我一天,还你千年」という大きな字が飾っています。それは、一日ぐらいの旅行で、千年前宋の時代の歴史痕跡や文化を体感できると解釈します。旅行開始の時最初に行った横店清明上河図(せいめいじょうがず)という観光地はただ宋の建築物を真似したに過ぎず、本当にその時代の文化や何かを体験したいなら、この宋城は一番相応しいと思います。

 

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自分が行った時期はちょうど「我回大宋」というテーマショーが行われていましたので、そのテーマショー期間中では観光客が宋の時代の服装を着なければいけない、着ないと捕快に捕まり衙門に押送され、そして裁判を受け、死刑にされる可能性があります。まぁもちろんイベントで演じるだけなので、本当に殺されることありません。

 

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ちなみに衙門(読み:がもん)は中国古代役所の呼び方です、現代の役所と違って、司法と行政両方の機能があります。ドラマでよく衙門で事件の審理、裁判シーンが出でます。捕快(読み:プゥー クゥアィ、中国古代衙門に雇われ、犯罪者を捕える職務の人。警察という単語は元々日本語でしたので、清の末に日本から輸入しました。警察という単語を使う以前、警察のことは捕快、巡捕などで呼ばれていました)

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こんな感じです。

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一つ言い忘れたのですが、古代の服装は宋城入場ゲート近くの店で無料で借りられます。

中国古代の服装を考えると、日本の方は大体チャイナドレスと思い浮かべるのですが、実際は中国を代表する服装ではありません。

チャイナドレスは元々満州人の遊牧衣装です、満州人と言えば、女真族です。清の時代から中国大陸を支配していた遊牧民族でした。20世紀から中国の政治家夫人や女優がチャイナドレスを着用し、メジャーになりました。実際本当の服装は漢服です。時代によって漢服のデザインも変わってます。近年「チャイナドレスは漢民族の服装では無い」という認識を持つ人数が急激に増加し、現代漢服復興運動があります。

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まぁ女性のほうの服装が一番多いですね。


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ここは前世今生、日本の神社にある、願いごとを書く絵馬を売る店です。

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平安合格祈願だけではなく、意味不明のやつまたは笑えることを書いている人もいます。

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屋台で普通にいろいろな伝統的お菓子が売ってます、もちろん店員みんな古代服装です。

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ここの舞台は布袋劇で使います。

布袋劇(プータイシー、ほていげき)の起源は17世紀中国福建省泉州或いは漳州に遡ることができ、福建泉州、漳州、広東潮州及び台湾、インドネシア等で一種の人形劇として現代に伝わります。人形の頭部や手足部は木製であり、それ以外の身体部は布製の衣服により構成されており、演出時は手を人形衣装の中に入れて操作します。「布で作られた袋状の人形」を用いたことから布袋劇の名称が生まれました。布袋劇の特徴としては音楽伴奏を伴い、出場詩の念白、説書の口白と人形操作により構成され、人声曲調と唱腔表現はあまり多用されないことが挙げられます。現代の認識だと、台湾の民間芸能の一つです。

ここで演じた内容を言ったら興味を持たなくなる人が現れるかもしれないので、

興味ある方はチャンスあったらぜひ一度行ってみて下さい。

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こちらは両親を演じるスタッフです。娘に良い夫を迎えたいという話をしていました。

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ここで拋繡球という活動やってます。いわゆる伝統的な祭で庄いちゃつくゲームの刺繍のボールを投げることにより、女性から旦那さんを選ぶこと。特に古代のお金持ちのお嬢さんがやります。誰でも受け取ることができるようにテレビが演じたが、実際には科挙という古代公務員試験制度で合格を取れた人が受け取ることができます。

この科挙は  郷試→挙人覆試→会試→会試覆試→殿試 というレベルがあり、会試に合格した人が官僚になれる資格が手に入りますが、すぐに官僚にはなれません。

殿試で合格を取った人だけがすぐに一番普通の公務員になれます。ちなみに科挙は三年に一回です。

ちなみに、「三十老明经,五十少进士」という話がある、30歳で明経試験を合格するのはもう年齢大きいほうで、50歳で進士になるのがまだ若いという意味です。現代の公務員試験と違い、科挙はとても 非常に 大変難しい試験なので(重要なので三つの単語で表現しますwww)、古代中国ではヒエラルキーが強いので、衙門に行く人は土下座しなければいけない(日本の土下座は人を尊敬するためまたは正座のためだと思います、中国では男ならどれだけ相手を尊敬しても親以外の人に土下座しちゃうだめという文化がある。古代では皇帝陛下と官僚に会ったら土下座もするという)けれど郷試だけ合格すれば衙門などでもう土下座しなくでよい、進士なら家族全員軽税で賦役免除(強制労働、徴兵など)

 

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受け取った人がいたらすぐにスタッフが来るので、変装させられて二階まで連れて行かれて質問されます。問題は大体はおいくつですか?、どんな本読んだ?科挙でどこまで合格したとか・・・問題自体に対して返事することは難しくないけれど、ここで古代の喋り方で返事しなければいけないところが難しいです。観光客が基本答えられず、みんなに笑われるだけwww

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下にある店で中国茶道を行っていますが、正直に言えば、中国人の自分でもこれに対してよく分かりません。

 

再び外に出たら面白いシーンがありました。

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スタバの上でなにやってんのwww

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おいしいものもたくさんあるよ。

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お粥の店。

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↑実物は動きます。清明上河図の現代写し、台湾台北故宮博物院で出展したことある。

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宋城内に博物館もあって、これらは全部千年前の製品、しかも銀で作った本物の骨董品です。

宋城のチケットは何種類もあります。

普通のチケットは300元、プレミアムチケットは310元、豪華チケットは480元。

三種類のチケットともに宋城エリア内すべての観光スポットやイベントを含めています。違う部分は最後の演出ですごく前の良いソファーで座るか後ろで立つかそれだけです。

金曜日、土日は演出増加の可能性あります。

夜に入ってからもう一度西湖に戻りました。

 

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噴水

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ライトが変わります
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都市部一番の繫華街の方です。

2DAYだったのでホテルも変えました。

二箇所おすすめできます。

まずはニュー センチュリー グランドホテル
https://www.skygate.co.jp/hotel/HTLITM/171300/?rooms=2&checkin=20190123&checkout=20190124&AgentCode=HTLTP

↑はホームページ、↓予約可能

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中華あんまり好きじゃない中国人としては洋食は最高だ。

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こんな感じです。ここで一つ絶対日本人の方におすすめのことがあります、それは果物です。みんな知ってる通り、日本でスイカ一つ買うには3000~4000円ほどかかりますが、4000円で現在の為替だと、中国でスイカ15~20個買えます(都市により)、一個まともに買うですよ、1/4や1/8ではない。もしスイカを死ぬほど多く食べたいならぜひ!(笑)。ああ台湾でも安いよ!!

航空券 はこちらで安く購入できます。

 



 

 次の目的地は霊隠寺(れいいんじ、りんにんじ)。

霊隠寺は杭州市西湖区にある仏教寺院。西湖の西の山麓に位置する。雲林禅寺とも呼びます。

 

霊隠寺は天竺僧の慧理によって、東晋の咸和元年326年に建てられた。

9世紀の会昌の廃仏によって寺は廃止されたが、その後、建隆元年(960年)に呉越王の銭弘俶によって霊隠寺が再建された。南宋時に五山のひとつに指定された。清の康煕帝によって雲林禅寺と名を改められた。康熙帝直筆の額が天王殿に残るほか、康熙帝乾隆帝の碑亭がある。太平天国の乱で大部分の建築物は焼失し、現在の霊隠寺のほとんどの建物はその後に再建されたものである。

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大雄宝殿は1910年に再建されたが、1949年に倒壊し、1954年に建て直された。

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続いて、河坊街です

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河坊街、または清河坊と言い、南宋時代(紀元1127-1279) の街並みを再現した商店街である。西湖から何百メートルしか離れていなく、呉山の北麓に位置している。お土産店から飲食店まで何でもあり、歩行者の天国と言える。

 杭州南宋時代の都であり、当時の河坊街は、商人が集まり、売店が林立、喫茶店、酒屋など次々と並んでいて、非常に賑やかであった。2001年10月18日、河坊街が修繕された後、初めて観光客に開放された。河坊街は各種の商業売店が設けられている以外に、明の時代の詩人役人でる于謙の住宅、清の末期の有名な徽商である胡雪岩の住宅、1878年創業の老舗漢方薬店である胡慶余堂など明と清の時代の建物がよく保存され、観光客に開放されている。

 河坊街の商業売店杭州伝統のものを売っている。例えば、シルクのハンカチやスカーフ、龍井茶紙切りなど手工芸品がある。また、街の突き当たりは、「美食一条街」があり、中国伝統美食が揃っている。例えば、こじき鶏(鶏の粘土包みオーペン焼き)、 竜須糖、かまぼこ餅などが挙げられる。ここに来た観光客はきっと満足で帰られるであろう。

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マンゴー、でっかいwww

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ちょっと離れて、それでこの二匹を見つけた、抱いて持ち帰りたいなぁwww
それで近くでうろうろしていた。夕方に入ったらまた河坊街に戻り、

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うん....iPhoneじゃなきゃ画質下がるなぁ

もう一つのホテルがおすすめできます、Mehood Hotel 

 

杭州市は大体これでお終いということで、これ以外おすすめできるところだと、杭州市動物園、パンダ見れます。
最後に、中国への旅行は絶対平日に行ってください、週末、祝日はすごく混んでいます、祝日の新宿の十倍以上

 

次回はアジアのヴェネツィアに行きます。