【思い出の青を探して】初秋の瀬戸内海、再発見。(鞆の浦編)
お久しぶりー、Lain君がまたやってまいりました。
この間の夏の沖縄はいかがでしたか?
そういえば、もし「あなたにとって、日本ってどういうイメージですか?」と聞かれたら、一番早く思いつくのは何だろう?
丸の内の摩天楼?新宿駅の人混み?浅草の雷門?京都の舞妓さん?お寿司?
外国人のLain君にとっては、日本に対する最初のイメージは以上かもしれません。しかし、日本にいる時間が経って、いろんなところを回って、日本へのイメージがだんだん変わってきましたし、変わっています。
しかし、もう変わらないのが、瀬戸内海の青、かもしれない。
今回は、Lain君と一緒に、思い出の青を探してみましょうか。
鞆の浦~潮待ちの町~
最初に鞆の浦という町を知ったのは、「星籠の海」という島田荘司原作の映画です。鞆の浦はロケ地として登場して、すごく印象を残しました。また、その後の「銀魂(実写版)」も鞆の浦で撮って、鞆の浦がさらに有名になりました。
といっても、さすがにまだまだ観光客が少なく、穏やかな町です。
瀬戸内海に面しながら、瀬戸内海のど真ん中に位置しているので、毎日太平洋から瀬戸内海に寄せてくる潮が最も遅く鞆の浦に到着します。
だから、潮待ちの町です。
鞆の浦へのアクセスについて
鞆の浦に行くには、まずは福山に行きます。
新幹線はもちろん快適ですが、羽田空港のそばに住んでいるので、羽田から岡山まで飛行機で行って、在来線に乗り換えて福山に行ったのです。初秋はハイシーズンなわけではないので、ネットで9990円でJALの便を予約することができました。新幹線の2/3以下ですね。
福山駅に到着し、駅前のバス停から始発の鞆の浦行きの路線バス(日中約20分間隔運転、550円/人)に乗ったら、30分程度で鞆の浦に行けます(左側に座ったら海が見えますよー)。
意外と近いですよね。(笑)
福禅寺対潮楼~日東第一形勝~
お寺としては大したものはないですが(失礼なのかな…苦笑)、ここから一望する景色が最高です。
昔、朝鮮通信使が来日した時、この福禅寺に泊まって、このような景色を見ると、「日東第一形勝」と絶賛しました。
あの通信使さんはたぶん日本の他のキレイなところに行ったことがなかったからこう思ったかなとは思いますが、この絶景は、日本一といっても決して過言ではないでしょう。
ご注意いただきたいのは、ここに入るには、200円の入場料がかかります。
他に、他人に迷惑をかけない限り(観光客もほぼいないし)、この景色を見にいつまで座っていても無料です。海風も無料です。(笑)
常夜灯~鞆の浦の象徴~
「どっかで見たことある気がする」っていう感じはしますよね?
本当にどこかでこの光景を見たのか、それとも、これが自分の中の「日本」に対するイメージなのかが分からないのですけれども。
常夜灯の近くに、鞆港があります。漁師たちが朝ここを出て、夜に獲れた魚を載せてここに帰る。何年、何百年が経っても、変わらない。
今日は海が荒くて何も獲れなかったり、夜になると一人じゃちょっと怖くなったり。今日はどんな日になったにかかわらず、常夜灯が見えると、もうすぐ家です。
常夜灯はこのように、何百年以来、この町の人たちを見守ってくれてきたのです。
この常夜灯のすぐそばに喫茶店が1、2軒あって、露天席も併設して、ラムネ180円です。海風はもちろん無料です。(笑)
ここが日本!~鞆の浦の町並み~
鞆の浦には道路があまりにも狭く、タクシーが数少なく、バスも福山駅行きしかないので、この町を巡るには、一番良い交通機関が自分の足です。
初秋の風も気持ち良く、この街を歩くと、何やら懐かしく感じます。
初めてなのに。
懐かしく感じられるところこそ、心のふるさとかもしれない。
穏やかな海に出会いたいなら、瀬戸内なんですね。
向こうの四国山地もくっきり見えています。
歩いたことがある道をまた歩いて、見たことがある景色をまた見て、知らず知らずに、時間がもう夕方に迫ってきました。
美しい景色は、もちろん無料です。地元の方々からの挨拶や微笑みも、もちろん無料です。心の豊かさは、プライスレスです。
鯛を味わう~潮待ちの町ならではの味覚~
鯛ってこんな食感なんだ!俺、東京で何を食べてるの?って思ってしまったりする味です。
鞆の浦の鯛が有名で、今回は「鯛亭」にしました。鯛めしのほか、鯛のお造りや鯛の吸い物などもつく「鯛めしデラックス」(1750円)は、鯛の弾力がハンパなく、独特な香りもして、東京ではいくら払っても味わえない味ですね。
瀬戸内海の味覚も、なかなか優しいですね。(笑)
【まとめ】
瀬戸内海といえば、厳島神社とか、レモンとかしか思い浮かばなかったことがありますか?
それじゃ、天気の良い日に瀬戸内海に旅に出て、思い出の青を探しに行きましょう。
【最後に】
国内航空券にしても、海外航空券にしても、とにかくいえることは「早いほうが絶対にお得」ということです。直前に航空券をとろうとすると、どうしても価格が上がってしまいますからね、、、
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